樋口一葉のお墓参りをして少し賢くなった話
著名な人物のお墓詣り
こんにちは、本ブログ記載主のトーターです。
先日、ちょっとした縁で某廟所に行く機会がありまして、その際に以下のようなものを見つけました。
読んだそのまま、「樋口一葉」の墓所がここにあるよ、という案内です。
言わずと知れた小説家で、短命(20代で死亡)であることでも有名だと思います。
「たけくらべ」とか「にごりえ」などの作品は私も昔読んだことがあります。
現五千円札に肖像画が描かれていることでも知られていますね。
そこそこミーハーである私は、ここに来たついでだということで、樋口一葉女史のお墓の前でも手を合わせ、お参りしてきました。
注意深く見ることによる発見
こういったふとしたところに予期してもいなかったものがあったりするのだなあ…という感慨深さがちょっと湧いてきまして、しばらくの間付近を散歩したりしていました。
もしかしたら、また別人の何かがあるかもしれない、という想いで。
(そこそこミーハーですので)
結局のところ、特筆すべき異物だったり有名人の何かだったりは見つからなかったのですが、注意深く辺りを見回しながら歩くことで、とある発見をしました。
ものすごく沢山のお墓に「倶会一処」という文字が書かれているのです。
10や20じゃありません。100以上はあったと思います。
人物の名字ではないでしょうし、これは一体…?
倶会一処
さすがに気になりましてネットで調べてみますと、
「一蓮托生と同じ意味で、死んだ後に阿弥陀仏の浄土で再開すること」
を意味するそうです。
もうちょっとわかりやすく言いますと、
「現世ではもう会えないけど、来世に極楽浄土でまた会いましょう」
という、亡くなった方に向けた願いを込めた言い回しだそうです。
なるほど、このような意味合いの定型句のようなものなんですね。
読みは「くえいっしょ」でした。
それなりに長く生きてきましたが、やはり知らないことは多いですね…。
宗教関連は尚更です。普段関わりがありませんので。
とは言え、エリア限定だとしてもこれだけ何度も使われている語句ですので、一応覚えておこうと思います。
年長者のたしなみとまでは言いませんが、知ってても損することはないでしょう。
縁は異なもの味なもの
というわけでして、ふとした発見からちょっとだけ賢くなったという話でした。
見方によっては、樋口一葉女史からアカデミックセンスを分けてもらったと言えなくもないこともないかもしれません。
これも何かの縁と言えなくもないこともないかもしれません。(←こんな表現を多用していて、何がアカデミックセンスか…)
機会があれば著書を手に取ってまた読んでみようかと思います。
それではまた。
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