メタボ診断基準が変わってメタボ認定されやすくなった話

2024年4月11日

メタボ診断基準が変わってメタボ認定されやすくなった話

お腹周りの肉が気になる昨今

こんにちは、本ブログ記載主のトーターです。

ダイエットに関する話は、私自身がお腹周りのぜい肉が気になっているということでこのブログでも取り上げることが多いのですが、今日はメタボ診断についてのニュースを見かけた話をしたいと思います。

健康診断でよくある、腹囲(ウエスト周囲径)の計測なのですが、「この数値以上ならメタボですよ」という基準がありました。その基準がこのたび変更されたという話です。

 外部記事:メタボリックシンドロームの新しい診断基準を提案 特定健診などの56万⼈のビッグデータを解析 新潟⼤学

要点を述べますと、基準値が以下のように変わりました。

 男性:85cm ⇒ 83cm
 女性:90cm ⇒ 77cm

以前より厳しくなっているのですね。
今まではギリギリのところで「メタボではない」と診断されていた人も、今年からは正式にメタボ認定されてしまうかもしれません。
(実際はそれだけでは確定はしないようですが)

基準値を聞いて

ちなみに私はまだ大丈夫です。
余裕はありませんが、83cmには届いていませんので、メタボではない!と自信をもって言いたいと思います。
余裕はありませんが。

若い頃は細かったんですけどね…。

ジーンズ買う時も、73cmのやつとか買ってましたね…。

それはさておき、女性の基準は90cmから77cmになったということで、かなりの人が該当者(メタボ認定)になってしまいそうな気がしています。

そもそもの話ですが、変更前の基準である「女性:90cm」がかなり大き目の値になっているような違和感は以前からありました。

「男性:85cm」よりも5cmも大きい値なんですよね。
普通に周りを観察してみると男性の方が腹囲は大きそうですのに…。
「男性より太っているけどメタボではない」とする医学的な根拠とかがあったのでしょうか。

まあとにかく、そのへんの違和感は今回の値変更で解消された気がします。

1か0かの世界ではない

今回の基準値変更は、実際の患者のデータを解析して見出したもののようでして、基準を厳しくすることでメタボ該当者の診断見逃しを防げるということのようです。

先述の記事には「メタボ女性の9割は見逃されている」とありますし、
今まではあまり意味のある値ではなかったのかもしれません。

「私は89cmだからメタボではない!」と考えていた人もそれなりに居たのでしょう。

今回の基準値の件に限りませんが、数値で基準を示されているのはわかりやすくて良いことだとしても、根拠が薄かったりすることもありますので、あまり振り回されない方がよいかもしれませんね。

「自分は男性で腹囲82cmだから絶対にメタボではない!」とは言えない(他の要因でメタボ認定になることもある)ようですし。

高血圧の基準値とかもそうかもしれません。

あくまでも参考値として考えた方が良いだろうなあ…と改めて考える今日この頃でした。

それではまた。