減塩の食事でもちゃんと塩味を強く感じられるようにする箸やフォークがそろそろ出てくるようです

減塩の食事でもちゃんと塩味を強く感じられるようにする箸やフォークがそろそろ出てくるようです

高血圧と減塩と電気の力

こんにちは、本ブログ記載主のトーターです。

今日の話は、私を含めた高血圧(予備軍)の人たちにとってとても好ましい話です。

去年ぐらいからそういうものが開発中だということは知っていたのですが、最近実用化に向けてかなり進んでいるということで、いくつかの記事でも見かけるようになりました。

何かと言いますと、「電気の力で食べている物の塩味を増強させたりする技術」です。

つまり、実際は塩分が控えめの食事だとしても、その技術を使いますと塩がちゃんと効いた濃い味を味わうことができるということです。

イグノーベル賞でも

少し前に、この技術というか研究が、イグノーベル賞を取っていました。

 外部サイト:電気刺激で味覚を変える実験の日本人研究者2人にイグ・ノーベル賞

研究論文名は「電気を使った拡張味覚」ということで、記事の中には「微弱な電流を使って塩味を増強させる椀とスプーン」が紹介されていたり、「この技術を使った塩味を増強させる椀やスプーンがすでに開発されており、今年中の国内販売を目指している。」とも書いてあります。

これは大変喜ばしいですね。

私は毎回の健康診断で血圧について注意を受けていますので、減塩については日々気を付けているのですが、普段なら寂しくなるような味のない減塩メニューを食べてもそれなりの濃さを感じられるということになります。

値段次第ですが、これは購入を検討する価値があるかもしれません。

個人で持っているだけでは…

しかしながら、自分で買って家で使うだけでは、効果は限定的と言わざるを得ないでしょう。

私は外食したりコンビニで買ったものを食べたりということが比較的多いですので、そういう場面でも減塩を気にする必要があるのですが、そういう場合は「濃い味の汁は残す」などの対策が基本になります。

つまり、「塩味を濃くしてくれるスプーンやフォーク」の出番は無いんですよね…。
最初から塩分が多く含まれていて濃い味ですし…。

家でだけでなく外食でも効果を発揮させたいのなら、外食のお店のメニューそのものを減塩して、備え付けの箸やフォークなどを電気刺激ありのものに変えていく必要がありますね。

つまり社会全体に広まる必要があるのかもしれません。

いやー先は長そうです。

それではまた。