日本人が減っていくという実感は数字の上からも段々と湧いてくるわけでして
出生数についての記事を見て
こんにちは、本ブログ記載主のトーターです。
定期的に気になってブログ記事にしている件なのですが、今年の1~6月の出生数の統計数値が発表されていました。
ここ最近、びっくりするくらい減り続けていた出生数ですが、今回発表されていた数字もその流れを受け継ぐものでした。
以下のニュース記事に詳しくあります。
外部記事:出生数1〜6月、5.7%減の35万人 通年初の70万人割れも
上半期だけ見て、前年比で -5.7% という数字になってまして、おそらく通念でも同じような数字になるということで出生数が70万人を割れるということですね。
ここ数年の推移
ちなみに、ここ数年は以下のように推移しているようでした。
年 | 出生数 | 前年比 |
2018年 | 91.8万人 | |
2019年 | 86.5万人 | -5.8% |
2020年 | 84.1万人 | -2.8% |
2021年 | 81.2万人 | -3.4% |
2022年 | 77.1万人 | -5.0% |
2023年 | 72.7万人 | -5.7% |
2022年から2023年への推移も、-5.7% 程度だったのですね。
2023年から2024年への推移が、上半期の数字と同様に -5.7% となります場合は、
年 | 出生数 | 前年比 |
2023年 | 72,7万人 | -5.7% |
2024年 | 68.6万人(予想) | -5.7%(予想) |
というふうに確かに70万人を割ることがわかります。
インパクトの大きさ
一年に70万人しか産まれてこないということがどういうことなのかをちょっと考えてみました。
仮に、今後は毎年70万人が産まれてくるとして、この人たちが全員80歳まで生きて亡くなるとしますと、80年後には
70万人×80年 = 5,600万人
ぐらいの人口になってしまう可能性があります。
今現在の日本人口の半分以下ですね。
もちろん100歳まで生きる人もいるでしょうし、計算通りにはなかなかならないとは思いますが、今後も出生数が激減していくことが予想される中では上記の計算よりももっと悪い結果になる未来も想像に難くありません。
ちなみに2025年からも毎年出生数が 5%ずつ減っていくと仮定しますと、先ほどの68.8万人(2024年)をスタートとしますと以下のような推移になります。
年 | 出生数 | 前年比 |
2024年 | 68.6万人(予想) | |
2025年 | 65.2万人(予想) | -5.0%(仮定) |
2026年 | 62.0万人(予想) | -5.0%(仮定) |
2027年 | 58.9万人(予想) | -5.0%(仮定) |
2028年 | 55.9万人(予想) | -5.0%(仮定) |
2029年 | 53.1万人(予想) | -5.0%(仮定) |
2030年 | 50.4万人(予想) | -5.0%(仮定) |
2031年 | 47.9万人(予想) | -5.0%(仮定) |
2032年 | 45.5万人(予想) | -5.0%(仮定) |
2033年 | 43.2万人(予想) | -5.0%(仮定) |
2034年 | 41.1万人(予想) | -5.0%(仮定) |
10年経過すると約41万人になるわけですね。
41万人が80年間で約3,280万人ですから、10年+80年=90年の経過後には日本人口が三分の一以下になってもおかしくないという考え方もできます。
(かなり極端な理屈ではありますが)
不可避
これも時代の流れなのでしょうね。
世界の先進国の様子や日本の少子化対策の内容などを見てみましても、基本的には少子化を止める術はない(本当に効果がある対策は取りたくても取れない)ということが薄々わかってきていますので、まあ時代の流れなのです。
個人的には、減るものは仕方ありませんので減るがままにしておき、対策としてお金を使うのであれば人口減を前提としました社会インフラ作りを早く手掛けた方がいいのではないかと思います。
そして、即効性があっても副作用が致命的すぎる対策は取らない用がよいですね…。
それではまた。
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