イオンがAIを利用して従業員の笑顔を採点したりするという記事を読んで思ったことなど
AI利用に積極的
こんにちは、本ブログ記載主のトーターです。
スーパーマーケットのイオンですが、色んな所にありまして、それなりに安い品物があるということでお世話になっている人も多いと思われるのですが、イオンはAIの利用に関して結構積極的なようです。
例えば、昨年の記事ですが、AIを使うことで作業時間を大幅に減らしたり在庫の効率化を実現したりしているようです。
外部記事:イオン、AIが商品発注量計算 全国380店で作業時間半減
そんなイオンですが、最近出たAI関連の記事で、ちょっと考えさせられるものがありました。
外部記事:イオンが従業員接客教育にAIを導入、従業員の笑顔・声量・滑舌などをリアルタイムで分析可能
主に接客を行う従業員向けのAIシステムでして、笑顔や発声などを分析して点数付けしてくれるようなのです。
便利さの裏には
なるほど、これは使いようによっては便利かもしれません。
自分の笑顔が客観的に見て良い印象を与えるものかどうか、AIが忖度の無い分析結果を教えてくれるのです。
一人で鏡と向き合いながら笑顔の練習をする人もいる中、このAIシステムは需要がありそうな気もします。
どう笑えば一番好印象を相手に与えられるか…。
これを知っているかどうかで人生のいろんな場面において得することもありそうですよね。
ただ、気になることもあります。
笑顔が画一化してしまわないだろうか、という点です。
人類がとりうるべきベストな笑顔というものがただ1つ存在し、その顔にいかに近づけるかという観点で修正指導が行われてしまわないだろうか…。
人によっては個性的で独特な笑顔があり、それを好む人もおそらくいるのに、そういう個性が消えてしまわないか…ということです。
まとめ的な
しかしながら、よくよく考えてみますと、文章を生成するAIも同じようなものなのですよね。
AIに文章を生成してもらった結果、似たり寄ったりの文章ができるとすると、考えることをあまりしなくなった人類はその文章を「良い文章」として捉え、つまりは文章の画一化につながると考えられるのです。
もちろん、その地点から自分なりの文章表現を作り上げようとして色々と工夫する人が出てくることはあり得るのですが、笑顔のケースにおいても同じことですよね。
AIがいくら悪い点数を付けようと、自分なりの笑顔を貫き通す人もいるはずなのです。多分。
ですので、あまり心配しなくてもいいのでしょう。
とは言え、こういった心配事が浮上してくるのも確かですので、個性があった方がいいところと個性はなくとも効率性があればいいところ、AI利用をうまく住み分けさせるのがベターなのかもしれません。
それではまた。
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